間質性膀胱炎とは

頻尿、残尿感、排尿時の強い痛みなどを伴い原因が分かっていません。
膀胱の症状の中でも非常に辛く、完治が難しい疾患です。
通常の膀胱炎と違い、細菌から発症するものではないので抗生物質も効きません。
主な治療法は膀胱水圧拡張術というもので、
萎縮している膀胱を水によって広げるというものです。
ただ時間が経てば膀胱は元に戻ってしまいます。
他には、生活と見直し、通常の頻尿の治療薬で症状を緩和できることもあるので、お医者さんと二人三脚で手探り手探りにより、自分に合った改善法を見つけることも大切です。

膀胱炎の治療

自分でできることは水分をよく摂り、膀胱内の細菌を排尿によって出してしまうことです。
軽度の場合はこれで充分効果が期待できます。

そして、抗生物質の服用です。
尿検査で、その細菌に効く抗生物質をお医者さんに出してもらいましょう。
急性の膀胱炎の場合、1~2週間の服用での完治が期待できます。
抗生物質のため、服用中はお腹を壊しやすく、外出の際は注意が必要かもしれません。

膀胱炎とは

膀胱の炎症です。
非細菌性と細菌性のものがあるのですがほとんどが細菌からもたらされるもので、尿道の短い女性に多く見られる症状です。
トイレが近くなる頻尿や、残尿感だけでなく、排尿の最後の方に痛みも伴います。
その痛みこそ膀胱炎かな?と思わせてくれるポイントでしょう。
細菌性のものは抗生物質さえ服用すれば、膀胱内の細菌をやっつけるのは難しいことではありません。
はやめに病院を受診しましょう。

骨盤底筋トレーニングとは

骨盤底筋とは膀胱や子宮などの臓器を支えている筋肉で、骨盤の底にハンモックのように張られている筋肉です。
この筋肉を鍛えることで尿道を十分に締める効果を期待できます。
それではトレーニングの方法をご紹介します。

1.肛門と膣を膀胱の方へ持ち上げる感覚で締めます。

2.これをゆっくり締めて緩めるを繰り返します。

3.また早く締めて緩めるを繰り返します。

以上です。
仰向けに寝て膝を曲げ足を肩幅に開く体勢ですると、より骨盤底筋に意識を持って行きやすくなります。
回数は無理の無い範囲で適宜増やしていきましょう。

過活動膀胱の治療

膀胱の収縮を抑える抗コリン薬での治療が最もポピュラーです。
有効な場合は、1週間ぐらいで目に見えて効果が現れることが多いです。
行動療法として、排尿間隔を少しづつ伸ばしていく「膀胱訓練」や、膀胱を支え尿道を締める働きをしている骨盤底筋を鍛える「骨盤底筋トレーニング」をそれに並行していくこともあります。
こちらは根気よく頑張っていくことが大切です。

過活動膀胱の原因

脳と膀胱を結ぶ神経に障害がある場合の神経因性のものと、それ以外の非神経因性のものがあります。
神経因性のものは脳や脊髄の疾患が疑われ、
非神経因性のものは加齢や骨盤底筋の低下、男性の場合は前立腺肥大症が考えられます。
しかし実際には原因の特定できないケースも多く存在します。

過活動膀胱とは

膀胱が自分の意志に反して収縮してしまう症状です。
それによって急に我慢できない尿意に襲われたり、トイレが近くなったりしてしまいます。
しばしば、尿意を我慢できずトイレにいくまでに漏らしてしまう「切迫性尿失禁」や、夜間頻尿を伴います。
生活する上で不快感を覚えるだけでなく、生活に大きな支障をきたす場合も多いので早急の通院・治療が望まれます。